正義によって得たわずかなものは、 不義によって得た多くの宝にまさる。
少しの物を所有して主を恐れるのは、 多くの宝をもって苦労するのにまさる。
正しい人の持ち物の少ないのは、 多くの悪しきの者の豊かなのにまさる。
しゃこが自分が産んだのではない卵を抱くように、 不正な財産を得る者がある。 その人は一生の半ばにそれから離れて、 その終りには愚かな者となる。
わたしは悪人の家にある不義の財宝、 のろうべき不正な枡を忘れ得ようか。
人の道が主を喜ばせる時、 主はその人の敵をもその人と和らがせられる。
人は心に自分の道を考え計る、 しかし、その歩みを導く者は主である。
片手に物を満たして平穏であるのは、両手に物を満たして労苦し、風を捕えるのにまさる。
野菜を食べて互に愛するのは、 肥えた牛を食べて互に憎むのにまさる。
平穏であって、 ひとかたまりのかわいたパンのあるのは、 争いがあって、食物の豊かな家にまさる。
正しく歩む貧しい者は、 曲った道を歩む富める者にまさる。